リーウェイズ株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役:巻口成憲、以下:リーウェイズ)は、国土技術政策総合研究所「将来人口・世帯予測ツールV3(R2 国調対応版)」を用いて、「30年間で人口が増加・減少する駅ランキング」を発表しました。本ランキングは、今後の都市計画や社会問題解決に向けた重要な指標となります。なお、今回は人口増減を率ではなく人数で表しています。
【調査背景】
国土技術政策総合研究所が提供する「将来人口・世帯予測ツールV3(R2 国調対応版)」は、国勢調査の小地域人口・世帯データを用いてコーホート法により将来人口予測を行い、グラフ表示やマップ表示する機能を備えた Excel ベースのツールです。今回のランキングは、当社のエンジニアチームが「将来人口・世帯予測ツールV3(R2 国調対応版)」を使用し、駅ごとの詳細な人口変動を表したものです。
このランキングは、各地域が直面する社会課題を浮き彫りにし、持続可能な都市計画や社会政策の立案に寄与することを目的としています。今回の発表を通じて、地域社会の喫緊の課題を明らかにし、持続可能な未来を築くためのデータドリブンなアプローチを推進します。
【ランキング結果】
【分析と洞察】 人口増加地域の分析と洞察 人口増加が見込まれる都心部や新興住宅地では、地域特有の経済的発展と都市計画のニーズが顕著です。勝どきや入谷などの都心部では、特に若年層や家族層の定住ニーズが高まっており、これに伴い住宅供給の増加が期待されます。交通アクセスの良さや生活便益の充実が魅力であり、さらなる人口増加を後押ししています。新興住宅地では、流山おおたかの森が代表例であり、すでに教育施設や商業施設の充実が進んでいるものの、今後もさらなる施策が求められています。自然環境の保全と共に新しいコミュニティの形成が進んでおり、地域住民の生活の質を向上させるための取り組みが重要とされています。総じて、人口増加が示すのは地域の成長と発展の機会であり、これに適切に対応することが将来の持続可能な都市計画や社会インフラ整備の成功に繋がると考えられます。
人口減少地域の分析と洞察 人口減少が見込まれる地域では、高齢化が深刻な問題となっています。特に大阪市西成区は大幅な人口減少が予測されています。これらの地域では、空き家も問題視されており、地域経済の衰退と共に社会的な課題も増加しています。若年層の定住促進や地域の魅力再構築が急務であり、これを実現するためには教育施設や公共施設の充実が必要です。住民のニーズに合った施策が求められます。適切な政策と計画によって地域の魅力を高め、新たな住民の定住を促進することが重要といえるでしょう。
東京でも、23区外の多くの地域で人口減少が観察されています。資料には東京の路線別人口増減を示すグラフも含まれていますので、以下より詳細な資料はこちらからダウンロードしてください。
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